Collection:日刊インタビュー収集隊

革命の前で沈黙する日本人─岩井俊二映画祭「坂本龍一映画祭」

今日のインタビューはこれ!

岩井俊二映画祭「坂本龍一映画祭」:https://www.iwaiff.com/index.php (有料コンテンツ)

「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」「花とアリス」「リリイ・シュシュのすべて」など数々のドラマや映画を送り出している映画監督、岩井俊二。

彼が「世界最小の映画祭を目指す!」というスローガンのもと、2011年1月1日にスタートした岩井俊二オフィシャル・サイト「岩井俊二映画祭」。
毎月刊行される動画パックは有料(500円)で購入でき、1パック購入すると毎週次々と動画が更新され、常に刺激あるコンテンツを閲覧することができる。

今回紹介する「坂本龍一映画祭」は、日本映画専門チャンネル「映画は世界に警鐘を鳴らし続ける」という番組で実現した岩井俊二と坂本龍一の対談の一部映像を編集したもの。
震災を機に「表現すること」や「世の中にメッセージを出すこと」への姿勢をさらに加速させた両者が、感じてきたこと・これからの表現者としての姿勢などについて語っています。

「人の前に立つことが多い仕事を持つ人間として、自分がどっち(原発賛成派・反対派)なのかということを黙っていること。そのこと自体が、不義理に思ってしまうし、見ている人達に嘘をついていることになっていると思う。」(一部省略)と語る岩井氏。

「ジャスミン革命など世界で様々な変化がある中で、日本も変わって行くのかなという期待と、また日本だけ元通りになるのかなという行き詰まりも感じている。」(一部省略)と話す坂本氏。

沈黙している人が多いことについて、
世界で革命が起きている現状について、
ある意味、表現者という比較的自由な発想が出来る畑のなかで、さらに自由なポジショニングを取ることができる人間が持つ超越した感性・時代感は、決して突拍子のないものではなく、実に腑に落ちる話ばかりだ。

CSで放送されている本編よりボリュームは少ない17分だが、
「発信すること」「姿勢を決めること」を恐れていない表現者が語る言葉だからこそ、
少なからず「今」を好転的に取り戻すためのヒントが多く含まれている。

それにしても、岩井俊二の映像は、しっとりと雨がしみ込んだような落ち着きと、奥行きの深さが感じられて、心地よい。

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