Collection:日刊インタビュー収集隊

音楽も、そろそろマネーの話を飛び越えよう ─ 音楽は「クックパッド」になっていく(ASCII.jp)

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ASCII.jp:音楽は「クックパッド」になっていく|四本淑三の「ミュージック・ギークス!」

2012年1月23日「2012年以降の作品について、著作権を放棄することにしました」と発表し、ファンだけでなく音楽シーンに衝撃を与えたバンド、サンガツ。

その発表の中で「itmsよりもspotifyよりもクックパッドの方が先を行っているのでは?」というコメントを残していることが特徴的であり、これからの「表現活動」の方向性を示すひとつの考えを提示している。

日本ポストロックシーンを代表する彼らが、何故そのような発表に至ったのかを語っているインタビューである。

小泉氏は「クオリティーも環境によって動く要素だと思うんですね。たとえば中世の絵画の人はバカテクですけど、アメリカの抽象絵画を見た後だと古くさく感じてしまう。」と話す。現代のネット時代において、自分の中のクオリティーに対する概念を揺さぶることが重要であると語っている。

「自分がこれをやりましたと後世に向けて主張するより、全部オープンにして、人が使いやすい形で残したほうが面白い。音源も出すかもしれないけど、あくまで活動の中心はオープンプラットフォームを充実させることなんです。」

ネット業界でも「プラットフォーム」をメディアの未来であると捉え、様々なサービスがアジャイル式(まずは公開して、運用しながら修正・改善していく開発スタイル)に生み出されているが、そう言った感覚を「音楽」という現場で実験しようとすることで、このような考えに至ったのだろう。

「僕らが著作権を放棄するのはローリスクなんです、数字的に。マネタイズを気にしなくていいことが、逆に可能性なんじゃないかなと思っているんですよね。なにか音楽ってマネタイズの話をしすぎじゃないですか?」

音楽をはじめ、表現活動が巨大マネービジネスとして全盛を迎えていた時代は、確実に終わっている。それを受け入れて、「表現活動でどう食っていくか」ではなく「現代の表現活動とはどのようなスタイルでやるべきか」という観点に立ち戻って考え、切り替えていかなければ何も生まれない。

「もう10年くらいマネタイズの話をしているし、でも全然進歩していないし。もちろんそれは重要ですけど、もっとできることを話したほうがいいと思うんですよ。」

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