Collection:日刊インタビュー収集隊

アートを観るということは特別な体験であって欲しい ─ 青山悟インタビュー(Time Out Tokyo)

今日のインタビューはこちら。

インタビュー:青山悟 – Time Out Tokyo (タイムアウト東京)

2012年2月7日から目黒区美術館で行なわれている『メグロアドレス』展。
その出展作家の一人である青山悟のインタビュー。

古い工業用ミシンで刺繍して作品をつくるアーティスト。
新聞や雑誌の記事から切り抜いた報道写真を刺繍したり、青山氏が踏むミシンの映像と音に、音楽を合わせたり。ミシン・刺繍を使い、様々な表現活動をしている。

なぜ「ミシン」なのだろうか?
「基本的に、僕はミシンがもともと持っている言語でしか作品をつくりたくないんです。その言語というのは、例えば労働、機械、産業革命の頃の匂い、テクノロジー、ジェンダーの問題です。マリア像の作品『Maria』も一見宗教画に見えてもミシンという機械でつくられたプロダクトであることが大前提で、徹底的にニセモノなんですね。言ってみればアートの本道ではないわけです。アートの周辺であるミシンから、本道であるペインティングを批評・揶揄する作品なんです。」

この人も、表現者として震災に直面した後「表現」の存在意義に悩んだようだ。
「アーティストは見えないものを可視化したり物事を斜めから切ったりすることができうると思っていたんだけど、震災のような特別な体験の後、尚更アートの持つ力について考えてしまう。そして僕はやはりアートを観るということは特別な体験であって欲しいと思うんです。」

芸術とはなんだろう。それをひたすら突き詰める数多くの表現者の姿のひとつが、ここにもあった。

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