Report

その日、いわき市のイチニチ ─ 2012年3月11日福島県 久之浜海岸供養・豊間キャンドルナイト

その日、いわき市のイチニチ

2012年3月11日。僕は同僚と、彼の故郷である福島県いわき市へいきました。

YouTube Preview Image

上の動画は、一日の様子を編集した動画です。
10分近く長い映像ですが、その日の海辺の空気を少しだけ感じられるかと思います。
お時間あれば是非ご覧ください。


昼過ぎの14時頃、まずは久之浜の海岸供養に参列しました。


自分の家の側で腰を下ろしている方や、落ちている品々を見つめている人たちがいます。


海辺には献花台があり、人が集まります。


14時46分のサイレン。


みんなで海に向かって、お花を手向けました。


涙を流す人もいれば、ずっと海を見つめ続ける人もいます。


遠くから子供達の笑い声が聞こえたり、
カメラを回す報道陣が走り回り砂利を蹴る音が聞こえます。


お花を手向けたあとに、
いわき市に伝わる郷土芸能じゃんがら念仏踊りが始まりました。


夕刻になり、場所は豊間へ移ります。


この夜開かれるキャンドルナイトの準備で大忙し。


果てしなく続く海辺に、ずーっとキャンドルが並べられています。


このキャンドルナイトは、脚本家の倉本聰さんが率いる劇団「富良野グループ」が主催していました。


北海道では、海難事故が起きたときに、浜辺で大きなたき火を焚いて、帰ってくる場所を教えるという習慣があるそうです。


この沢山のキャンドルも、海から、空から、きっと見えているのだろうと思います。


昨年、石巻市といわき市へ行き見た風景と、今回訪れた風景。
瓦礫はすっかり片付いていたものの、そこにポッカリと空いた空気を吸っていると、
「忘れないために」というよりかは「忘れられる日がくるために」と言いたくなるほど
海辺の寂しくて悲しい空間を感じました。


でも、こうしてキャンドルを点している方々や、この場を設けた富良野の方々の背中を見ていると、まだまだできる事は沢山ある、見つけて伝えなきゃいけないんだと、考えさせられます。


このレポートも、ただの第三者の視点で見た風景でしかありません。

でも、失礼ながら向けさせていただいたカメラの写真・動画を通して、
日本が失った沢山の命と、そこから生まれた「なにかやらくなくては!」という残された人たちの気概を、
今一度心の中で思い起こし、これからの行動に変化が生まれ続けることを
自分に対しても、他の方々に対しても願っています。


語弊もあるかと思うのですが、
感謝の気持ちが沢山あるのです。

色々な気づきを、ありがとうございます。
改めてご冥福をお祈りいたします。

他のレポートを読む

  • ボクナリスト - 人生を発明するインタビューサイト -
  • Subscribe:
  • RSS

Recommend